中国陶磁見て歩き2016① 五島美術館「中国の陶芸展」
- 期間
- 平成28年2月20日(土)~3月27日(日)
- 会場
- 五島美術館
町田市立博物館は、「常盤山文庫と町田市立博物館が語る 中国陶磁うつくし」展にあわせて、「中国陶磁見て歩き2016」という企画を立ち上げました。近年開催のなかった中国陶磁の展覧会ですが、これを機会に多くの方々に中国陶磁の美しさと楽しさを感じていただきたいという思いのもと、同時期に中国陶磁を展示している東京国立博物館、五島美術館、松岡美術館を協力館とし、それぞれの展示情報を共有、ご紹介するというものです。
このページでは、既に開催中の五島美術館の『中国の陶芸展』(2月20日~3月27日)から、常盤山文庫と関わる作品一点をご紹介します。漢から明・清時代までの館蔵名品展ですが、その中で常盤山文庫の弁口水注の類品が展示されています。
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この形の弁口水注は、日本の出光美術館ほかアメリカのシカゴ美術館やシアトル美術館、カナダのロイヤル・オンタリオ美術館、フランスのチェルヌスキー美術館やギメ美術館などに類品が見られますが、胴部の貼花文や把手上の飾りなどに少しずつ違いがあります。そうした中、最も良く似ているのが五島美術館所蔵のもので、常盤山のものよりも一回り大きい、いわば兄貴分のような存在です。ご覧いただいて、どこが違うか探してみていただけたらと思います。