コレクション

白磁人頭飾り水注

はくじじんとうかざりすいちゅう

  • 白磁 高23.6cm
  • 初唐
No.21062

長胴に撥状の足と平たい帯状の把手のつく瓶で、細い頸から開く口縁は鋭い刻みを入れながら嘴のような注口に作られている。これはやきもの本来の形ではなく、何かを写したものと想像される。初期の白磁にはやきもの本来とは異なる、何かを写したと思われる形のものが多く見られ、本作もその一つに数えられる。

掲載図書
『常盤山文庫と町田市立博物館が語る―中国陶磁うつくし』町田市立博物館、2016年(解説 佐藤サアラ)
常盤山文庫中国陶磁研究会会報7『初期白磁』公益財団法人常盤山文庫、2018年(解説 佐藤サアラ)
『常盤山文庫創立80周年記念名品選 蒐集のまなざし』公益財団法人常盤山文庫、2023年(解説 三笠景子)