コレクション

芦葉達磨図

 ろ よう だるま ず

No.21005b

芦葉達磨は、禅宗の初祖である菩提達磨がインドから中国へ渡り梁の武帝と問答したものの、意が通じず機縁がないことを知り、一枚の芦の葉に乗って長江を渡って北方へと去ったという伝説を描くもの。
 本図は当財団所有の、狩野探幽の外題・狩野栄信の箱書により元時代の陸仲澗筆と鑑定されている作品( → 絵画作品12005)の模本である。東京国立博物館には狩野養信による模本が所蔵されている。

来歴
 広島藩浅野家伝来

掲載図書
『常盤山文庫名品選 墨の彩り』常盤山文庫、2003年(解説 板倉聖哲)