かちょう ず かのうしんしょう
梔子に腹が赤い小鳥および菊に尾の長い鳥を描いた二幅は、早くに当財団の所蔵するところであった。後に遅れて、赤い花に小鳥を描く一図を購入し、かつて三幅が一具であった状態に復することができた。各幅には朱文鼎印が捺されている。 筆者とされる真笑については不詳なところが多い。
掲載図書 『飛梅余香』常盤山文庫、1967年(解説 菅原壽雄) 『常盤山文庫名品選 墨の彩り』常盤山文庫、2003年(解説 河合正朝)