青磁碗
- 高4.5㎝ 口径13.2㎝ 底径4.0㎝
- 北宋 10~11世紀
No.21005
緑みのあるつややかな釉が全体にむらむらとかかる、これまで五代の耀州窯と考えられてきた青磁碗である。一方で、出土報告書を見る限り、陝西省考古学研究所および耀州窯博物館が五代期の耀州窯とした黄堡窯にはこの種の作例が少なく、また北宋の耀州窯に継承された様子も見られない。
掲載図書
『常盤山文庫中国陶磁研究会会報5 青磁「東窯」』公益財団法人常盤山文庫、2013年(解説 佐藤サアラ)
『常盤山文庫と町田市立博物館が語る 中国陶磁うつくし』町田市立博物館、2016年(解説 佐藤サアラ)
『常盤山文庫創立80周年記念名品選 蒐集のまなざし』公益財団法人常盤山文庫、2023年(解説 三笠景子)