びゃくえかんのんず のうあみ ひつ
筆者能阿弥(1397-1471)は、連歌・聞香に通じ、唐物奉行として作品鑑定・座敷飾り・表具をおこなうなど、室町将軍家の同朋衆の一人として活躍した。本作は蓮葉に安座する白衣観音を水墨の諧調を活かした没骨(もっこつ)描で表す。