しせんしょうきんず しゅうざんとうき さん
団扇に水仙といばらにとまる小鳥を描く。祖本は中国明時代の花鳥図に求められる。賛者の宗山等貴(1464-1526)は伏見宮貞常親王の皇子で、五山文学僧として著名な南禅寺の希世霊彦(きせいれいげん)や相国寺の横川景三(おうせんけいさん)に学び、永正8年(1511)、相国寺鹿苑寺塔主に任ぜられた。