コレクション

緑釉倉庫

りょくゆうそうこ

  • 高 24.5cm
  • 後漢時代 1-3世紀
No.21003

中国では権力者の墓として居室のような空間を土中に構築し、数多くの副葬品を収める厚葬の風習があった。この副葬のためだけに作られた実用でない品々を明器(めいき)といい、漢時代には倣青銅器や動物、建築模型が作られた。本作品はそうした明器の倉庫である。

掲載図書
『常盤山文庫と町田市立博物館が語る 中国陶磁うつくし』町田市立博物館、2016年(解説 佐藤サアラ)
『常盤山文庫創立80周年記念名品選 蒐集のまなざし』公益財団法人常盤山文庫、2023年(解説 三笠景子)