はくじすうふめいわん
元時代の景徳鎮で焼かれた失透ぎみの白磁を「枢府手」と呼ぶが、本作はそのいわれのもととなった「枢府」銘が、内壁に印花で表されている。枢府は枢密院と呼ばれる役所のことで、その役所の命をうけて作られた白磁と考えられている。