コレクション

呉須赤絵大皿

 ご す あかえ おおざら

  • 漳州窯 高9.6cm 口径43.0cm
  • 明時代 17世紀
No.21047

高台畳付きの粗い砂目を特徴とする粗製の五彩磁器を、日本では呉須赤絵とよび、茶道具や食器として賞翫されてきた。砂目など無造作な作りがその特徴であるが、意匠に幅があり楽しい世界を与えてくれる。本作は呉須赤絵には珍しく、赤玉の中の地文の細やかなところまでよく描きこまれた作品である。

掲載図書
『常盤山文庫と町田市立博物館が語る 中国陶磁うつくし』町田市立博物館、2016(解説 佐藤サアラ)