コレクション

黒漆天目台(尼崎台)

くろうるしてんもくだい (あまがさきだい)

  • 木胎漆塗 托径16.1cm
  • 南宋時代 13世紀
No.22007

天目茶碗をのせる黒漆塗りの天目台のうち、脚の内部に「むかで印」と呼ばれる朱漆の印があるものを特に尼崎台と呼ぶ。中国から尼崎の港に舶来されたという伝承に由来する。本来は天目茶碗を載せるものであるが、本作は『白鶴帖』に砧青磁鉢(→ 中国陶磁作品21007)の台として用いられていた様子が掲載されている。