展示情報

東京美術倶楽部《常盤山文庫名品撰 東京美術俱楽部を彩った書画の名宝》

期間
令和6年10月12日~10月14日
会場
東京美術俱楽部

この秋10月12日から14日の三日間、御成門にある東京美術倶楽部の東美特別展で、常盤山文庫の展覧会をしていただくことになりました。
 1907年(明治40)に創立された東京美術倶楽部では、大正、昭和戦前期に旧大名家・華族などの売立が頻繁に行われ、数々の名品がここを経て国内外の美術館や個人蒐集家におさまっています。今回常盤山文庫は、東京美術俱楽部を経て当財団のもとに辿り着いた作品を中心に、「常盤山文庫名品撰 東京美術倶楽部を彩った書画の名宝」と題した展示に招かれました。
 展示とは、作品を後世に遺すべくその存在を多くの方に伝えることだと思いますが、今回の展示では、作品の美しさを感じていただくことに加えて、かつてそのものを大切に所有した人が手を離したという事実、離したとしても、次にまたそれを大切にする人が現れ、また手を離し、というその連鎖の末に今、ここに在るということも感じていただけるのではないかと思っています。展覧会にお運びいただけたら幸いですし、もしお越しいただけたら是非「来歴」にもご注目ください。