鎌倉国宝館「常盤山文庫名品展2016 国宝の墨蹟」
- 期間
- 平成28年6月7日(火)~7月18日(月・祝)
- 会場
- 鎌倉国宝館
毎年6月の紫陽花の季節に、鎌倉国宝館では常盤山文庫の名品展を開催してきました。本年の展示では、常盤山文庫のコレクションの母体である墨蹟を展示しています。
なじみの薄い墨蹟とは何なのでしょうか。
今は掛け軸として美しく仕立てられていますが、もとは禅僧が、憧れの中国高僧からもらい受け、大切にしてきた墨の書です。 本展では、来日することのなかった中国高僧の書、禅を伝えるべく来日し、円覚寺や建長寺など鎌倉寺院の開山となった来日僧の書、そして彼らに影響を受けた日本の僧侶の書の順に紹介しています。日本と中国との当時の交流を感じながらご覧いただき、お楽しみいただければと思います。
国宝 清拙正澄墨蹟 遺偈