常盤山文庫について

沿革

常盤山文庫のコレクションは、実業家である菅原通濟(1894-1981)の蒐集を母体としています。所蔵品は禅僧の墨蹟、中世水墨画、宋代の工芸品、天神画像を四つの柱とし、現在国宝2点、重要文化財23点、重要美術品18点を含んでいます。

本格的蒐集が始まったのは戦中の昭和18年(1943)からで、集められた美術品の周りに研究者が集い、学びの場となっていきました。昭和29年(1954)、還暦を機に実業界から引退した通濟は公益事業に力を入れ、自宅のあった鎌倉常盤山の名を冠した財団法人常盤山文庫を設立し、コレクションをこちらに移しました。以後、この地での公開を開始しました。しかしながら、この場所・建物での公開が文化財保護法の改定によってできなくなり、現在は鎌倉国宝館等での展覧会の開催、国内外各地の美術館からの依頼による貸し出し、その他学術目的に供する資料提供を行なうことで、社会貢献に努めております。

近年では、特に南宋時代の青磁を主とした工芸分野の蒐集も進み、財団内に長谷部楽爾先生を代表とする中国陶磁研究会を発足させ、その研究成果を会報として発行しております。既に5冊を数え、国内外の大学や美術館、研究者から反響がよせられ、学術貢献も果たしております。平成24年には公益財団法人として認可されました。

常盤山文庫 財団概要

名称 公益財団法人 常盤山文庫
設立年 1943年
理事長 菅原春雄
所在地 〒107-0062 東京都港区南青山4丁目26番18号
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