常盤山文庫中国陶磁研究会会報6 『米内山陶片Ⅲ』
- B5判 総148頁
- 定価:3,500円(税込) 2016年12月発行発行
昭和初期、杭州領事米内山庸夫は二つの南宋官窯、「郊壇下」と「修内司」の陶片資料を持ち帰った。「修内司」はその内容が期待された官窯像からあまりにもかけ離れたものであったため、資料的価値を否定され、半世紀の間闇に葬られてきた。本書は「郊壇下」陶片(会報2、4)に続き、彼の残した記録をもとに「修内司」陶片資料を再整理した「米内山陶片」シリーズの完結編。米内山の「修内司」とは、果たして何であったのか。
目次
今井敦「文献、伝製品、そして出土陶片」佐藤サアラ「米内山庸夫が探した『修内司』」
関口広次「米内山庸夫採集の窯道具・陶片資料」
実測図
米内山陶片Ⅲ総目録(図版・一覧表)