常盤山文庫中国陶磁研究会会報 4 『米内山陶片Ⅱ』
- B5判 総144頁(カラー32頁)
- 定価:3,500円(税込) 2011年12月発行
常盤山文庫中国陶磁研究会の研究成果をまとめた会報の第4号。会報2『米内山陶片』刊行後、繭山龍泉堂に前巻掲載分とは別に、米内山による郊壇下窯址採集陶片および窯道具が大量に残っていたことがわかった。米内山が残した記録から、陶片が東京国立博物館と繭山龍泉堂に二分されたことはわかっていたが、前回は東博分がほとんどであった。今回掲載分により米内山が郊壇下で採集した陶片は完全に再編され、本書では、カラー図版32頁で陶片を掲載するとともに、前巻にはなかった窯道具資料を実測図とモノクロ図版8頁とで掲載する。
目次
今井敦「南宋官窯研究の現在と米内山陶片」
佐藤サアラ「米内山陶片から見た南宋官窯」
関口広次「米内山氏採集南宋郊壇下窯址の窯道具類の整理報告」