コレクション

重要文化財

断渓妙用筆 白雲慧暁宛雅号偈

だんけいみょうよう     はくうんえぎょう  あて がごうげ

  • 紙本墨書 31.2cm×86.1cm 
  • 南宋時代 咸淳5年(1269) 
No.11006

断渓妙用は無準師範(ぶしゅんしばん  1177-1249)の弟子で伝歴の詳細はわからないが、この幅に1269年の記があることによって、そのおおよその活躍年代がわかる。

これは、東福寺の円爾(えんに 聖一国師 1202-80)のあつとぎである白雲慧暁(1223-97)が南宋にわたり、法の上で叔父にあたる断渓を訪ねてきた際、断渓が「日本暁禅翁の為に白雲の雅号に題す」として詠み、書き与えたもの。