重要文化財
だんけいみょうよう はくうんえぎょう あて がごうげ
断渓妙用は無準師範(ぶしゅんしばん 1177-1249)の弟子で伝歴の詳細はわからないが、この幅に1269年の記があることによって、そのおおよその活躍年代がわかる。
これは、東福寺の円爾(えんに 聖一国師 1202-80)のあつとぎである白雲慧暁(1223-97)が南宋にわたり、法の上で叔父にあたる断渓を訪ねてきた際、断渓が「日本暁禅翁の為に白雲の雅号に題す」として詠み、書き与えたもの。