せいじ しのぎれんべんもんわん
本作のように胴部外側に鎬蓮弁文をあらわした碗は砧青磁には数多くあるが、本作はその作りの薄さが格別である。陽にかざすと内側から蓮弁文が透けてみえる。益田鈍翁旧蔵品。
掲載図書 『南宋の青磁―宙をうつすうつわ』根津美術館、2010年(解説 佐藤サアラ) 『常盤山文庫と町田市立博物館が語る 中国陶磁うつくし』町田市立博物館、2016年(解説 佐藤サアラ)